終戦 熊本市

本日、先の大戦の終結から80年を迎えました。

同じ敗戦国のドイツやイタリアが「戦後」を歴史の一章として閉じたのに対し、日本は今もなお『戦後』を現在進行形として生きています。

高度経済成長の復興期から、バブル崩壊後の停滞期へと歩んだこの80年…。

平和を享受した一方で、世界では今も戦争や紛争が絶えず、大国が国際法を踏みにじる現実があります。

私の祖父は満州からの引き揚げ時にソ連軍に拘束されシベリア抑留に、母も幼くして命からがら帰国しました。

その恐怖の記憶は今も私たちに語り継がれています。

戦争をどう総括するかは意見が分かれますが、大切なのは一つの見方に偏らず、事実に向き合い多様な声に耳を傾けることです。

私見ながら、平和は与えられるものではなく、自ら築き守るものであり、戦争を語る世代が少なくなる今、静かに平和の意味を考える1日にしたいと思ったのでした。