伊東市の市長が、大学を除籍されていたことが明らかになりました。
市長選のあと、市議宛に「卒業していない」との告発文が届いたのが発端だったようです。
驚いたのは昨日の会見での本人の説明です。「大学に通っていた事実があり、卒業したとは言っていない」と強弁したことです。
こうした釈明は、事実の本質から目を逸らし、言葉尻で逃げようとする稚拙な印象を与えます。
私たち政治に身を置く人間に求められるのは、法律のすき間を突いた説明ではなく、誠実さと説明責任の姿勢ではないでしょうか。
仮に選挙中に有権者が卒業したと誤認するような表現があったなら、信頼を損ねる行為です。
最近の会見を見ていると、こうした「形式的には間違っていない」という論調が目立ちます。
自我を込めて、『政治に必要なのは形式ではなく本質を問う姿勢』と思います。
