熊日情報文化懇話会の3月例会に参加しました。
今月の講師は、元財務省事務次官の矢野康治氏。「わが国の財政について〜不都合な真実を正視し、打開する」と題した講演は、まさに現実から目を背けてはならないという強いメッセージに満ちていました。
かつて官邸一強といわれた時代に、文藝春秋へ寄稿し警鐘を鳴らされた姿勢が想起され、当時、その覚悟と矜持に敬意を抱いたものです。
この十数年の経済、金融、財政施策をデータを駆使してわかりやすく説明していただきました。このところポピュリズム的な政策が広がる中で、耳の痛い現実を率直に語ることの重みを改めて痛感します。
政治に携わる者として、都合の良い議論に流されるのではなく、将来世代を見据えた判断の重要性を強く認識させられる、有意義な講演でした。


