最新作 熊本市

池井戸潤さん最新作『ブティック』を読了しました。

池井戸さんの作品はほぼ読破しています。

経済・金融を舞台にした作品と、野球や箱根駅伝などスポーツ、そして現実離れしたユーモア作品に大きく分かれますが、私はやはり経済・金融ものに強く惹かれます。

前作は正直、物足りなさを感じただけに、期待を抱いて読み始めました。

結果は期待以上でした。池井戸作品の原点ともいえる企業や金融の世界を舞台に、それぞれの登場人物が丁寧に描かれ、理不尽に立ち向かう姿には引き込まれます。

半沢直樹シリーズを思わせるような痛快な展開も健在で、読み終えた後は爽快感が残りました。

最近はM&Aに関するニュースを目にする機会も増えていますが、その裏側にある人間模様や企業の思惑をリアルに描いた一冊でした。

池井戸ファンはもちろん、経済小説が好きな方にもお薦めしたい作品です。