ダボス会議でのカナダの首相 の演説は、先進国のリーダーが、国際秩序が瓦解しつつある現実を正面から言語化した点で、極めて象徴的でした。
演説後の異例のスタンディングオベーションは、多くの指導者が抱いてきた危機感の共有だったと言えます。
一方、日本は安全保障を米国に大きく依存する立場にあり、同様の発言を行うことは現実的ではありません。
特に トランプ氏 のような取引重視の指導者を前に、理念を前面に出す外交には限界があります。
とはいえ、迎合に終始すべきでもないはずです。
日本に求められるのは、法の支配や国際協調といった基本的価値を静かに、一貫して守り続ける姿勢ではないでしょうか。
羅針盤なき混沌の時代だからこそ、現実を直視しつつ、信頼を積み重ねる外交で存在感を示す必要があると痛感します。



