今日の熊日情報文化懇話会の講師は、辻田真佐憲さんでした。
辻田さんの著書『あの戦争は何だったのか』を読み、「日本はどこで間違えたのか」「当時の判断は避けられなかったのか」という素朴ながら本質的な問いに強く共感しました。
講演でも、感情論や単純な善悪論に陥ることなく、時代背景や制度、空気を丁寧に読み解く姿勢が印象的で、過去を知ることは未来の選択肢を広げる行為なのだと改めて感じました。
一方、明日で県議会定例会も閉会を迎えます。
国会閉会と大型補正予算成立を受け、最終日に急遽常任委員会が開かれるなど緊張感のある日程が続きます。
だからこそ、歴史から学び、拙速ではなく熟慮した判断を積み重ねる政治の重要性を、今日の講演は静かに問いかけていたように思います。



