うーん 熊本市

連立維持を優先するあまり、少数政党の主張を飲まざるを得ない状況が続くと、『耳障りのよい』ポピュリズム政策に妥協する危険度が高まります。

なぜなら少数政党は存在感を示すため、即効性があるように見えても財源や副作用が十分に検討されていない政策を掲げがちだからです。

政権を維持するためにそれを受け入れれば、短期的には支持を得られても、中長期の国益を損ないかねません。

本来、民意とは単なる多数決ではなく、多様な声の重みを踏まえた熟議によって形成されるべきものです。

今回の定数削減案はまさに「尾が犬を振る」かのように、国の方向性が少数勢力に引き寄せられた極みといえます。

政局に振り回され、国家の根幹に関わる防衛や財政の方針まで不安定になるようでは、健全な民主政治とは言えません。

政治はあくまで国民全体の利益を見据え、冷静で責任ある判断が求められます。