総裁、内閣総理大臣就任から約1ヵ月が経ちました。
この間、日本市場は「トレード」と呼ばれる高揚感に包まれ、日経平均株価も急騰しました。
しかし本日、株価は5万円台を維持しつつも急落…異常なまでの期待先行相場が、ようやく現実に即した落ち着きを取り戻しつつあると感じます。
国会では代表質問が行われていますが、今後本格化する予算委員会では、政策の具体性や実行力、そして政権の政治姿勢が鋭く問われる場面が増えるでしょう。
高い期待でスタートしただけに、もし答弁や政策遂行において「温度差」や「現実とのズレ」が見えれば、支持率も市場同様、潮が引くように変動する可能性があります。
期待が改革を後押しするのは事実ですが、最終的に試されるのは「実行」でしょう。
ここからが真価を問われる局面、政治も市場も、落ち着きの中で本質が見えてくる時期になりそうです。



