子どもを育てていた頃、親として「ここは叱らねば」と思う場面が何度もありました。
責任の重さから、時には厳しい言葉も度々かけたものです。あれから年月が過ぎ、幸いにも2人の孫に恵まれました。
これまで孫たちには極めて甘く優しく接してきましたが、昨日は思わず叱ってしまいました。
すると不思議なもので、かつてのような親の責任感よりも、胸の奥に重く沈むような気まずさが残りました。
子どもを叱るのと、孫を叱るのとでは、心の揺れ方がまるで違うものです。
これから孫たちが成長するにつれ、どこまで踏み込むべきか、その距離感にまた悩む日が来るのでしょう…。
