自民党内で首相の退陣論が一気に強まりました。
日米関税交渉が一応の決着をみたことで、続投の理由として掲げていた「国難」が解消され、説得力を失ったためです。
しかも首相経験者との会談でも続投支持の声はなかったようで、党内の求心力も低下の一途です。
また旧派閥や若手、地方からも退陣を求める声が相次ぎ、野党も石破政権への協力を明確に否定しています。
かつてなら党内抗争も「自民の常」で許容されていましたが、今回は様相が異なります。
新興勢力が台頭する中、御歴歴の映像、対立や抗争の報道は若者はじめ多くの有権者には「またか」と冷ややかに映るのではないでしょうか。
私見ながら、この繰り返しが『離反』に繋がっているように思えてなりません。
このままでは政権の命運だけでなく、党への信頼がさらに揺らぐことになりかねません。
抜本的な刷新に踏み出す覚悟が問われているやに思います。
