経済環境常任委員長として「熊本県観光審議会」に出席しました。
日銀支店長や経済同友会、旅行業界の方々など、観光に関する有識者が一堂に会する場です。
まず事務局から「ようこそ熊本観光立県推進計画」の概要が示され、続いて進捗状況の説明がありました。
私は、社会学者・伊藤将人さんの著書『移動と階級』を引用し質問しました。
というのも、県内への国内旅行者数が減少しているとのデータが示されたからです。
伊藤さんは、今後の観光やビジネスは格差・分断の影響で一部の層しか享受できなくなると指摘されています。
人口減少の影響だけではなく、旅行のあり方そのものが変わっているのではないか〜そうした視点から、今後は観光戦略においてもより明確なターゲット設定が必要ではないかと意見を述べました。
様々な立場、角度からの話を聞くことができた貴重なひと時でした。
